要望書を提出しました!

本日、「小・中学校給食による内部被爆を低減するための検査体制の確立を求める緊急要望書」を学校教育課に「保育園給食による内部被爆を低減するための検査体制の確立を求める緊急要望書」を児童青少年課に提出してきました。あて先は、前者が教育長、後者が市長宛でした。
両方の課とも、担当係長が丁寧に応対してくださいました。先週の常任委員会での陳情の採択を受け、選択肢のなかに、測定機器の購入を含めて、リサーチをはじめているという印象をうけました。

私としては、検査・測定は「放射能対策」の一部で、「食材の産地選び」等の対策が採られたあとの最後の確認という位置づけであり、総合的な放射能から子供を守る市としての取り組みをお願いしました。

以下は、今回提出した小中学校のものです。保育園のほうは、「小・中学校」のところを「保育園」に置き換えただけです。また、あえて文言の中に「市立」とは入れませんでした。放射能の不安に対して「市立」と「私立」の区別は意味がないと判断したからです。


小・中学校給食による内部被爆を低減するための
検査体制の確立を求める緊急要望書


2011年3月11日に発生した福島第一原発事故をきっかけとして、今日、私たちを取り巻く環境は大きく変化しました。福島第一原発からは、事故の発生と共に大量の放射性物質が放出され、東北・関東地方の農畜産物、および海産物の放射能汚染が懸念されています。

 原発災害において、原発周辺を除いた区域に最も大きな被害をもたらすものは、空間放射線による外部被曝よりも、呼吸や飲食物摂取による内部被曝です。 また、年齢が若いほど放射能の影響を受けやすく、低線量でも長期間にわたる内部被曝は危険性が高まります。被曝量と疾病との関係については諸説ありますが、重要なことは、放射能に、これ以上なら絶対に安全であるという「しきい値」など存在しないということです。

給食について、市は一貫して「国の出荷体制に基づき、市場に流通している農畜産物は安全」と主張していますが、これは検査を一度も実行していない市町村や、検査対象外とされる品目が存在し、汚染された稲わらを餌として与えられたいわゆるセシウム牛肉が全国の給食食材として流通し、子供たちの口に入った事実を考える時、すでに説得力をもつ説明とは言えません。

まずは汚染地からの食材を、そして放射能の蓄積されやすい食材を、メニュー作りや仕入れの段階で給食から排除すること。そして残留放射能を少しでも低減できるような調理法を採用するなど、関係者が力を尽くして給食の安全性を確保することが待ったなしに求められています。

子供たちの健康を考えるならば、我々はより慎重でなくてはなりません。幸い、狛江市においては9月15日に「狛江市立小・中学校給食の放射能対策を求める陳情」が9月16日には「保育園給食の放射能対策を求める陳情」が常任委員会において、あいついで採択されました。狛江市も保護者の願いを汲み取り、子供たちを放射線から守るための第一歩を歩みだしました。

私たちは、先に述べた陳情の趣旨を踏まえ、小・中学校給食に含まれる人工放射能を出来うる限りゼロに近づけるために、以下の2段階からなる検査体制を整備することを強く要望いたします。

要望事項
1.「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ(タリウム活性化ヨウ化ナトリウムガンマ線スペクトロメータ)」の導入による給食食材のモニタリングを行ってください

(a)地場野菜や使用頻度の高い主食用の米や使用頻度の高い肉類、根菜類などを中心に検査を行い、放射能に汚染された食材が、給食としてこどもの口に入るのを防いでください。そのためにもNaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータを市が独自に購入し、検査を行ってください。

(b)検査後は速やかに、結果を公表し、放射性物質が検出された際には、食材の使用を中止するなどの対応をおこなってください。また、検査結果を今後の給食食材の選択にいかしてください。

(c)検査にあたっては市職員に機器を扱えるよう研修を受けていただき、ある程度の専門性を確保していただくのはもちろん、保育園・学校の給食関係者、保護者等との十分な連携のもとに、測定すべき食材の選定を行ってください。

2, 調理済み給食をゲルマニウム測定にかけ、子供たちの被曝量の把握をおこなってください

(a)各自治体の個別の農水産物の検査や要望事項1の「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ(タリウム活性化ヨウ化ナトリウムガンマ線スペクトロメータ)」を経てもなお、仕入れから調理までの時間的制約もあり、一食の給食に含まれるすべての食材を調理前に測定することは困難です。しかし、仮に喫食後であっても給食のためにどれだけの内部被爆量があるのかを知ることは、今後の対応策を得るために重要です。そこで、調理済み給食一食分をミキサーで粉砕の上、外部機関の協力を得て、高性能のゲルマニウム測定器により検査を行い、厳密な放射性物質の検出を行なってください。

(b)検査後は速やかに、結果を公表し、放射性物質が検出された際には、原因となった食材を特定するなどの対応をし、今後の給食食材の選択にいかしてください。

(c)可能な限り毎日の給食の測定を行い、その累積により年間の被爆量を計算することができます。さらに想定される外部被爆量との合算により、根拠のある年間の被爆量の推定値が得られます。その値をもとに、保護者と協力して、低線量被爆下にある子供たちが、安心して学校生活を送れるような施策を実現してください。

当要望書に対し、狛江市の文書での回答を求めます。

添付資料

要望事項1に関連して
1.NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ(タリウム活性化ヨウ化ナトリウムガンマ線スペクトロメータ)」

対象となる測定器はEMFジャパン社製 EMF211型ガンマ線スペクトロメータで、この場合は、縦型鉛シールド、1Lマリネリ容器をオプションで購入し、より高速、より高感度な測定を実現してください。検出限界10Bq/Kg以下。
http://www.emf-japan.com/emf/img/PDF/EMF211.pdf

2.NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ(タリウム活性化ヨウ化ナトリウムガンマ線スペクトロメータ)」の導入による測定の自治体や生協
(1)東京都小金井市 「小金井市放射能測定器運営連絡協議会」、市が維持管理する放射能測定器を使って食品に含まれる放射能を行っています。
http://hosyanousokuteishitsu-koganei.jimdo.com/
(2)「大地を守る会」の放射能測定システムのなかで使用
主に「短角牛」「仙台黒豚」「子どもたちへの安心野菜セット」等の測定に使用。
http://www.daichi.or.jp/info/news/2011/0714_3017.html
(3)千葉県流山市の農産物と給食食材の測定
http://www.city.nagareyama.chiba.jp/section/gakkoukyouiku/syokuzaisokuteikekka.pdf
(4)千葉県市川市の農産物の測定
http://www.city.ichikawa.lg.jp/res08/1111000039.html
(5)千葉県鎌ケ谷市の農産物の測定
http://www.city.kamagaya.chiba.jp/news/noushin/h230603nousanbutsu_bunsekikekka/h230909kekka.html

重要:(1)~(2)が検出限界10Bq/Kgで(3)~(5)では20Bq/Kgで使用。狛江市においては、10Bq/Kg以下での測定を強く要望します

(注)都内では、自治体が次々と給食食材の検査をはじめています。「放射能測定室」を設け、給食食材の測定を積極的に行っている小金井市はもとより、杉並区はゲルマニウム半導体検出器の購入に踏み切り、給食の食材のうち、米や根菜類については給食当日前にサンプル検査を行い、さらに使用頻度の多い品目を抽出し、1 日3 品目、週12~15 品目の検査を行う予定です。また港区でも、9月16日の区議会本会議で杉並区と同様の測定器を購入することを発表しました。新宿区、渋谷区、国立市では、委託による給食食材の検査を実施し、その結果を区のホームページに詳しく掲載している。これら地方自治体による独自検査の動きを受け、文科省は、都道府県が給食食材の放射線量を検査するための機器を購入する際は、費用の2分の1程度を補助する方針を決め、第3次補正予算案に約1億円を計上することを決めました。

3.要望事項2に関連して
東京大学大学院理学系研究科 教授 早野龍五氏による調理済み給食のゲルマニウム測定の提案

http://t.co/WNseprFb

4.新澤のブログに寄せられた本要望書に関する賛同者 18名のコメント

Commented by Aat 2011-09-22 10:46
賛同します。

Commented by Bat 2011-09-22 13:46
私も賛同します。終わりの見えない問題ゆえ、今後スタンダードになることだと思います。試行錯誤があるにしても早めに取りかかっていただきたいと思います。

Commented by C at 2011-09-22 15:26
賛同します。
文科省から給食の検査についての補助金が出るという記事を読んだのですが、今回の予算はここから出るのでしょうか?
別の枠組みでしたらもっと色々で来そうですね。
http://www.asahi.com/national/update/0922/TKY201109210796.html

Commented by Dat 2011-09-22 19:31
賛同します。
一食分まるまる合わせて検査という方法、
いいなと思っていました。
やってもらえると、今後に向けてのデータ収集ができますね。

Commented by Eat 2011-09-22 20:13
賛同します。10bq以下というのがリアルです。実施されたら安心できます。

Commented by Fat 2011-09-22 20:50
賛同します。先々にては市で市民の内部被爆測定をして頂きたい!大人も子供も。これには行政などの力が必要不可欠!市としても本当に市民を守って頂きたい!!

Commented by Gat 2011-09-22 22:17 x
賛成です。
いち早く検査を実施して欲しいです。3000万の計測器については懐疑的。専門期間に出す案で賛成です。
いずれ、廉価版の計測器が出ると思います。狛江市の財政難は知っています。
小さい街だからこそできる、迅速な意思決定がなされると思います。

Commented by Hat 2011-09-22 22:55 x
賛成します。
財政難で高い機器は購入出来ないのが現実かもしれませんが、
それでも出来る限りの努力は惜しまず続けてほしいです。
何とかNaI(TI)シンチレーションカウンター位は、購入出来ると嬉しいのですが。

Commented by I at 2011-09-22 22:59
賛成です。文科省の測定器の補助を待ってからでは、またどんどん実施が遅くなる恐れがあるので、外部機関に出すのがいいかと。測定器を購入できた場合、空間測定時に同行した時にも感じましたが、職員の方には、専門的な知識を持って測定にあたってほしいです。

Commented by J at 2011-09-23 04:38
お疲れさまです!そして、ありがとうございます。
やはり、可決しただけでは動かないですね。
実際、うちは避けたい産地を除き、食料の調達が出来ているので出来ない事はないと思いますが、、、
納入業者にも話を聞いてみたい...。
産地の限定、10bq/kg以下&ミキサー検査をすれば、安全は確保できます!すばらしい!

Commented by K at 2011-09-23 15:25
杉並区は、検査機代、東電に請求するみたいですね。狛江も、直近は、外部に検査をだすとしても、その方向性もひとつの選択肢として残しておいてもいいかとおもいました。

Commented by L at 2011-09-24 10:35
いつもありがとうございます!
先日せっかく採択されたのにそこから先をどうしたらよいのかと考えている矢先に新澤さんと早野先生のやりとりが始まりチラチラ拝見してました。まさかそんなやり方が!という気持ちで目から鱗。調理済みを測定っていうのがより納得できますね。
早 野先生のツイートで ⇨(給食検査をやった場合,「セシウムがxxベクレル検出された」→「危険なので給食を食べてはいけない→「直ちに給食中止を」という流れになるんだろう か? 行政も政治家もそれを心配すると一歩も前へ進めないとう危惧が…)というのがあり、出だしの発言については気になってた部分だったのでタイミングよいツ イートでした。
要はこの検査をやることにあたり数値が0ということはないだろうし、数値が公開されたら学校側は給食をどうしていくのか、計測をやめてしまうのでは?あるいは数値改ざんの可能性も…?
数 値を知った親はどこまで給食(を提供する学校)に求めるのか、そもそも自宅では徹底している親はどれだけ存在するのか、、と懸念してます。市民研の上田先 生の勉強会によれば日本の現状は10bqが納得できる数字ですが、勉強不足(政府が言ってるんだから平気という類の)親御さん、小出先生の講演などで極端 に恐れている親御さん、、、などが数字を見た時になんと言うか様々だと思うんですよね。
学校などでアンケートしたりどの程度の数値で危機感を持っているのか知りたいとも思うのですが難しいかしらん。文献を読み漁り数字だけで決めつける親御さんも少なくないでしょうし文献のみと勉強会出てるのとでは頭でっかちさが違うと思うんですよね。私がそうでした。
チェルノブイリ事故以後ドイツでしたっけ、大人は8bq、子供は4bqが限界数値です。それを知った上で日本の現況だと10bqなのはわたしは納得です。つかぬ質問!保育園、幼稚園、小中学の給食はパンとご飯どちらが主食なのでしょうか。
長くなり、支離滅裂なコメントですがこの案に賛成も賛成です!なのであとは私たち親がまたいっちょ頑張って市を動かしちゃいましょう!

Commented by M at 2011-09-24 10:46 x
資料拝見しましたが妥協なしでまず提案したい。測定器購入、新鮮さより安全性。測定してないもの(最低で東北、関東、甲信越)を購入、提供しない。早いのは仕入れ業者を測定してるとこに変えればいいだけですが…。

Commented by N at 2011-09-24 12:48 x
賛同します。
測定器については補助が出てからでは遅すぎますね。外部検査でしょうかね。
ただ、やはり各家庭レベルで放射線量意識の問題もあります。もし給食が中止となってしまった場合にクレームも覚悟…かもしれません。でもやらなくてはなりません。

Commented by O at 2011-09-24 20:37
それほど困難でない方法で、とにかく長く続けることだと思います。チェルノブイリ事故を見ても、永遠に続けなければならない状況を我々は創ってしまったので すから、子どもたちを安心して育てるためにも、行政が検査を行うことをしっかりと監視し続ける義務があります。一過性の運動ではありません。継続すること、これが全てです。

Commented by P at 2011-09-25 22:45
私も一食一括の検査は有効かなと思います。で測定は必要ですが、まずは食材産地の選定が第一と思います。そして国の暫定規制値は取り入れず独自の値での検査 をそういった努力に一括測定をプラスという感じでしょうか。そうそう今日かな?ニュースで、自治体など給食の検査をする場合の測定機器購入の補助をするとありましたね。半額か、金額は未定のようですが。これは市には大きいなと思いました。

Commented by Q at 2011-09-26 02:51
なかなか自分の時間を作れず、コメントが遅くなってほんとにごめんなさい!
私の知識以上のことを新澤さんは提案してくださっています。
本当にありがとうございます。
多くの方が言っているように一番早いのは私も仕入れかなと思っています。
どうやって仕入れ業者を決めているのかオープンにしていただきたい。「なるべく西の食材を仕入れ業者に依頼している」と、かなり前から言ってますが、全く改善されているように思えません。仕入れ業者が努力しているとは思えない。
それと同時に放射性物質を取り込みにくい調理法もすぐにできることですよね。すぐにできることをなぜしてくれないのかも疑問です。
市は国の方針を建前にしてますが、そもそも私たちは国の基準値を信用していない。市の職員や教育関係者、調理関係者の方々は国の方針に従うだけでなく、勉強会に参加するなど、積極的に知識を得てほ
そのうえで、測定もしっかりしていただきたいです。測定の方法は何がベストなのか私には分からないですが、数値が分かれば進む話も出てきますもんね。
例えばお弁当持参を認めてもらうとか。個人的にはお米の確保ができないならご飯だけでも持っていかせたい。ざっとですが、私の思うことを書きました。
文章めちゃくちゃですが、お許しください。

Commented by R at 2011-09-27 00:21 x
賛同いたします。こうして実際に行政へと働きかけてくださる決断力と行動力に心から感謝いたします。大変遅ればせながら、一言感謝申し上げたくて。


以上


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by shinzawa-k | 2011-09-27 23:36 | 狛江市との話し合い


シンザワカツノリ 障害を持った方たちの地域支援をしています。広島生れ。小3男子の父。KOMAEnoKODOMO世話人


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